2007年3月23日

今日、僕は横店を離れます。
とうとう「投名状」の撮影を終えたのです。
でも僕たちの撮影事務所の一階上では、もうJ＆Jプロジェクトのスタッフが忙しく準備をしています。
撮影開始までには一ヶ月以上ありますが、主要な俳優たちはここで最大限の努力をしています。
僕は「投名状」の体験を忘れて、一ヶ月後にはJ＆Jにすべてを注ぎ込むべく戻ってきたいと思います。

僕はそれぞれの作品の撮影終了後、自分の頭をリセットすることに慣れています。
デジタルビデオテープのように、たくさんの、実際多すぎるほどのデータを蓄積します。
だから次の撮影に入るには、現在頭にある前作のすべての情報を消去しなくてはなりません。それでこれから２週間は、前作のすべてを忘れるために最善を尽くします。
「投名状」の撮影中、僕は自分のすべてを注ぎ込み、自分の責任を果たしました。
したがって、出来上がった作品がよい出来で興行的に成功するかは関係のないことです。なぜなら、僕は自分が最善を尽くしたことをわかっているからです。