2007年9月13日:(最後に「功夫之王」の画像があります)

CATEGORY翻訳
「功夫之王」の撮影が終わりました。時はこんな風に作用します。4ヶ月前、撮影に先立って、どうやったらうまく運営できるのだろうか、と思案します。様々 な場所から、様々な文化、言語背景を持った何百人という人々が一つになるというのは難しいことです。しかし、最後には僕たちはうまく折り合い、撮影の終わ りを迎えるのです。

今年の横店は異常な暑さでした。最高気温が摂氏43~48度になりそうだという警報がでました。そんな中で、僕たちは古代の衣装を身につけているので、役 者一人一人にとっては大変なことでした。そして今、4ヶ月が過ぎ、あらかた終わりを迎えています。いつも感じるのですが、撮影はマラソンのようです。そし て最後の数日間はレースのラストスパートです。もっとも困難でもっともキツイところです。最後の撮影はいつも最も難しいのです。でも、みんな一生懸命にが んばり、最善を尽くして終わりました。

ジャッキーと僕は以前に映画での共演についての話し合いをしました。15年後、僕たちの共演は終わりました。そしていくつかのささやかなエピソードがあり ました。ジャッキーは兄貴で、みんなの面倒をよくみてくれます。僕にもたくさんのものをくれました。例えば、ワイヤー装備や様々な保護器具、熱中症対策用 品、虫除け用薬剤、眼鏡、ベスト、傘、様々な食品、など何十個もです!僕は冗談半分にジャッキーに、もう撮影が終わってしまったんだけど、今度はいつまた 色々なものをもらえるんだろう、と聞いてみました。

観客が気に入れば、15年も前に話し合ったアイディアでも映画を撮りたいと思います。この物語は素晴らしいといつも思っていたからです。皆さんに心をひら いて「功夫之王」を見ていただき、ジャッキーと僕のアクションシーンがメインではないことを理解していただきたいと思います。これはアメリカ人脚本家によ る、アメリカ人少年の西方への旅を描いたアメリカ映画です。それとは異なった見地からこの映画を見てもらえると、もっと面白くて楽しめると思います。

これはよくある1つの夢です。そして夢がそうであるように、目を覚ますと、映画撮影の夢が終わっているのです。