2007年10月12日:ワン基金の国際協力

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9月25日、ワン基金と、タイの ウボル・ラッタナ・ラチャカヤ・シリワッタナ・パナワディ王女が始められたNo.1基金が、中国とタイでの慈善活動のた め、国際協力を行うことを公式に発表しました。詳しく知りたい方は、以下のアドレスへどうぞ。

http://www.one-foundation.com/news_cn.php#1859974603308248219

9月26日はニューヨークで、クリントン・グローバル・イニシアチブ会議の年次大会に出席しました。これは、クリントン元大統領の主催で、地球規模の教 育、貧困対策、環境保護、保健の問題を話し合う会議です。ワン基金のような歴史の浅い組織が、世界全体の利益を目指した会議に参加させていただけること は、この上もなくうれしいことです。会議には1,500人以上が出席し、その中には、フォーチュン誌が選ぶトップ500企業の多くや、世界的に有名な慈善 団体や国家元首達が含まれていました。

子供の頃、僕は武術を披露するために40カ国以上を旅しました。大人になってから、再び映画の仕事で世界中を旅して廻りました。僕の残りの人生は、中国の 慈善に関する考えを広めるために、再び旅をして廻るんだろう、とよく冗談をいいます。クリントン元大統領には、この素晴らしい学びの機会を与えてくださっ たことを、心からお礼を申し上げます。

9月26日の午後4時30分、ニューヨークのホテルについた僕は、5時からの最初の総会に出席しました。まず、クリントン元大統領が地球的教育の進展につ いて紹介をしました。その後、中国の外務大臣が中国の国家的教育政策について話しました。それから、アフガニスタンの教育大臣で、ヴァレンチノ・アチャ ク・デン基金の創設者である、モハメッド・ハニーフ・アトマール氏と、映画女優にして慈善家であるアンジェリーナ・ジョリーさんが、教育の問題について発 言をしました。

アトマール教育大臣は、戦後の教育システムの再構築について言及しました。学校はテロ攻撃に頻繁に遭い、子供達に適切な教育の機会を与えることがいかに難 しいことか。多くの男性教師が教育の振興のために命を失いました。僕は深く感銘を受けました。中国では、教育資源を欠く貧しい地域に多くの子供達がいます が、中東やアフリカの戦争による混乱と比べると、僕たちはとても幸運に思えます。

実際のところ、教育はとても大切です。僕は子供の頃、標準的な教育を受ける機会に恵まれませんでした。小学校の卒業資格も無いくらいです。でも、僕は学ぶ ことを一時たりとも忘れたことはありません。クリントン・グローバル・イニシアチブ会議で、僕はそこにいる誰もが学生の姿勢を持って参加しているのが分か りました。お互いに学びあい、地球規模の問題解決方法を話し合い、世界的な人道問題への関心を分かち合いました。まだやっと3回目の年次大会ですが、こん なにも多くの人々が、1つの家族として、どのように包括的に人道的な援助をしていくのか、個人としての責任を負おうとしていることを知るのはすばらしいこ とです。この家族という考え方は、ワン基金が元にしているものです。この地球に生きている私達は大きな一つの家族です。

昔、僕には武術や映画以外での活動に参加する機会がありませんでしたし、僕の英語力も限られていました。だからこそ、このような世界的に有名な事業や慈善 活動団体とともに学ぶ機会を、心から大切にしたいのです。