2008年9月2日:Jet Li on NBC”Today Show”

CATEGORY翻訳
(たいやん注)9/2付でTVショーの映像がアップされていますので、映像もご覧ください。

キャスター:北京をより深く理解するために、中国を代表する人物の一人、ジェット・リーに話を伺いました。
彼のことは、その素晴らしい武術映画によってご存じの方もいらっしゃると思いますが、みなさんが知らなかった彼の側面や、彼が知っている中国の姿に、みな さんは驚かれるかもしれません。

インタビュアー:映画でのジェット・リーの俊敏さは、26年におよぶ映画製作の後の最新作「木乃伊3」のタイトルロールである龍王でも変わりありません。
故郷北京ほど彼の影響を受けている場所はありません。特にその武術チームには強い影響を与えています。

武術チーム員:子供の頃、カンフー映画をいっぱい見ていて、僕の夢は第二のジェット・リーになることです。

インタビュアー:(それで、私は師父(ジェット)にどんな動作なのかを聞いてみました。)何か息子に教えられるような動作を教えてくれませんか。

ジェット:目的は?

インタビュアー:護身術かしら。

ジェット:護身?それなら警察を呼んだらいいよ。

インタビュアー:(笑)(武術と映画はもはや彼の生活の中心ではありません。

ジェット:映画は仕事だね。素晴らしく、プロらしい仕事が観客や会社のために出来るけど、撮影が終われば僕の心はワン基金と共にあるよ。

インタビュアー:(慈善事業は、これで知られている男(ミッシェル・ヨーとの戦いの場面)からは想像もできないことです。)お金はどのように使われるので すか。

ジェット:今のところ、四川省大地震の被災者救援に焦点をあてていますが、将来的には、教育に力をいれて行く予定です。中国国内だけじゃなく。

インタビュアー:この活動を通して、あなたは何を得るのですか。

ジェット:僕は何も得たくありません。

インタビュアー:得たくないのですか。

ジェット:はい、何もです。

インタビュアー:何もですか。

ジェット:はい。なぜ得る必要があるのですか。

インタビュアー:あなたは与えたいのですか。

ジェット:そうです。与えたいのです。

インタビュアー:(彼は今までに1500万ドルほどの募金を集めました。
彼の目標は、彼がこの世を去った後も長く続く慈善事業です。
これは、2004年のスマトラ沖の大津波から生還した時に神に誓ったことでした。)あなたはあの津波の時、娘さんを腕に抱えているところを助けられたそう ですが。

ジェット:もし神が死ねというなら僕は死にます。もし命があるのなら、自分にできる最良のことをしたいと思います。
僕は母国中国をとても大切に思っています。5000年の歴史があり、夏があり冬があり、良いときも悪いときもあります。
そうやって世界を知るのです。
不満を言わず、ただ最善を尽くすのみです。

インタビュアー:それでは、中国は世界の何を知る必要があるのでしょうか。また世界は中国の何を知る必要があるでしょうか。

ジェット:隠すことは何もありません。僕はいつでも自分の意見を10代の若者と分かち合ってきました。
自分を知り、自分に挑み、最善を尽くそう、と。
多くの人々が僕に、「中国人には自由がない。幸せはない。」と聞きます。
それで僕は彼らに聞くのですが、「なぜそう思うのか。テストでも受けたの。あなたは自分の意見を聞いているだけでしょ。」と。
僕は中国に長年住んでいます。車もコンピューターも買えるし、会社も興せます。何でも好きなことができますよ。誰が僕には自由がない、と言えるんでしょう か。
それはお互いに理解していないから、そう言うのでしょう。

インタビュアー:世界に向けてどんなメッセージを発したいですか。

ジェット:僕がメッセージを出すのではなく、世界各国から北京に来る、様々な文化や宗教の人達がその答えを出すでしょう。僕は答えを出すのではありませ ん。